アリの種類・生態
アリは日本の在来種であるクロオオアリ、イエヒメアリ等の種類がありますが、昨今問題となっているのは外来種であるアルゼンチンアリの被害です。
日本の在来種は大量発生しない限り、特に大きな被害をもたらすことはありませんが、アルゼンチンアリは体が大きく、強い繁殖力と攻撃性が問題となっています。
また、他のアリや生物の生息域を侵略するなど、生態系に対しても重大な被害をもたらしています。
イエヒメアリの特徴・生態
体長は2~3mm程度。ほぼ日本全土で見かけます。
住宅、ビル、マンション、ホテル等で被害報告があります。数ミリの隙間から建物内部へ侵入して来ます。
クロオオアリの特徴・生態
体調は7~12㎜程度。都市部では公園などでよく見かけます。巣は主に地中に作ります。
6月頃になると羽の生えたアリが巣から飛び立つ結婚飛行が見られます。光に対する誘引性が強いため、結婚飛行時には無数の羽アリが建物内に侵入してくる事があります。
アルゼンチンアリの特徴・生態
体調は2~3㎜程度。特定外来生物です。
1993年に広島県で生息が確認されて以降、最近では岐阜県や神奈川県でも発見されています。
攻撃性が非常に強く、時には人に噛み付く等の被害も報告されています。
アリの駆除方法
建物内部へアリが侵入している状況であれば、侵入してくる隙間から薬剤を流し込みます。
その後、蟻が侵入してくる隙間を埋める作業を行います。
建物外周で多く見受けられる場合には、ジェル状の薬剤を配置し巣へ持ち帰らせ、巣ごと駆除を行います。
また、状況により粒剤等の薬剤を散布する場合もあります。現場の状況により施工方法が変わりますので、調査時にご説明をさせて頂きます。
